H22年 大規模水質特論 問1 問題と解説

閉鎖性水域の汚染に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 有機物汚染の指標としてCODが採用されている。
  2. 閉鎖性海域の水質改善を図るため、総量規制が制度化されている。
  3. 東京湾、伊勢湾、大阪湾では、CODを指定項目とした総量規制が行われている。
  4. CODの総量規制によって、内部生産によるCODが減少する。
  5. CODの内部生産には、植物プランクトンの成長が関連している。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

CODの総量規制によって工場排水などに含まれるCODは減ってきました。けれど、これらは「内部生産」ではなく、「外部負荷」によるCODです。

内部生産とは、海や湾など、その水域に住んでいる生物に由来するCODで、これは総量規制の有無に影響しません。

コメント

  1. 匿名 より:

    サイトを活用させてもらってます。ありがとうございます。
    選択肢3は大阪湾ではなく瀬戸内海ではないでしょうか。従って選択肢3も正解になるのではないでしょうか。

    • (管理人) より:

      大阪湾は瀬戸内海の一部なので、(3)は正しい記述です。
      もちろん、ここが瀬戸内海と書かれていても正しいです。

  2. 匿名 より:

    そういうことだったのですね。気づきませんでした。ありがとうございました。