問 題
ごみ焼却における水銀に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 水銀は廃乾電池の他に、体温計や蛍光灯などに由来する。
- 焼却過程において、ほとんどが揮散し排ガスに含まれる。
- 乾電池の水銀不使用化や廃棄物の分別収集などにより、排ガス中の水銀濃度は減少傾向にある。
- 水や吸収液を噴霧する湿式法は、除去対策として用いられない。
- 活性炭による吸着除去は、有効な対策の一つである。
正解 (4)
解 説
ごみ焼却での排ガス中の水銀を除去する方法は、主に以下の3つがあります。
- バグフィルター:バグフィルターで水銀を捕集除去する
- 活性炭 :活性炭により水銀を吸着除去する
- 湿式法 :水や吸収液を噴霧して水銀を吸収除去する
上記の上2つは乾式です。バグフィルターと活性炭を組み合わせた方法もよく用いられています。一方、湿式法も主要な水銀除去法の一つとして採用されています。特に塩化第二水銀のような水溶性の水銀の除去に効果的です。
よって、正解は(4)となります。
コメント