R2年 大気特論 問13 問題と解説

 問 題     

排ガス試料採取方法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 採取位置は、ダストがたい積したり、落下の著しい場所は避ける。
  2. 採取口は、排ガス流に対してほぼ直角に採取管を挿入できるような角度とする。
  3. JISでは、採取点を1点としてよい条件は、煙道の断面積により定められている。
  4. 化学分析とばいじん濃度測定では、同じ採取口を使用してもよい。
  5. 非吸引採取方式の一つとして、パスモニターがある。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

(3)に関連して、採取位置断面の複数箇所で分析結果が異なるようなら、複数点で採取しなければいけません。一方、どの点でも結果が大きく変わらないことがわかっていれば、代表として任意の1点を取れば良いことになっています。

よって、(3)にあるように煙道の断面積で決まるわけではないので、(3)が誤りの記述です。

ちなみに、より具体的には、ガス濃度の変動が採取位置断面において±15%以下の場合には、断面内の任意の1点を採取点としてよいことになっています。

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