R1年 水質有害物質特論 問6 問題と解説

 問 題     

共沈法によるひ素排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 鉄(Ⅲ)塩の共沈処理効果は、アルミニウム塩の共沈処理効果よりも高い。
  2. 鉄(Ⅲ)塩を用いた場合、ひ素(Ⅴ)はひ素(Ⅲ)よりも共沈処理が容易である。
  3. 鉄(Ⅲ)塩を用いた場合、最適共沈pHは9以上である。
  4. カルシウム塩及び炭酸ナトリウムを用い、アルカリ性側で共沈処理が可能である。
  5. カルシウム塩及び炭酸ナトリウムを用いた場合、ひ素(Ⅴ)はひ素(Ⅲ)よりも共沈処理が容易である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

共沈剤として鉄(Ⅲ)塩を使用した場合、最適共沈pHは4~5となります。ただし、共沈剤の鉄(Ⅲ)塩を過剰に添加すると、最適共沈pHが3~7に拡大することも重要事項として押さえておいてください。

いずれにせよ、(3)のpH9以上というのは間違いです。

また、この問題はほかの選択肢も重要なので、併せて確認しておいてください。

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