問 題
共沈法によるひ素排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 鉄(Ⅲ)塩の共沈処理効果は、アルミニウム塩の共沈処理効果よりも高い。
- 鉄(Ⅲ)塩を用いた場合、ひ素(Ⅴ)はひ素(Ⅲ)よりも共沈処理が容易である。
- 鉄(Ⅲ)塩を用いた場合、最適共沈pHは9以上である。
- カルシウム塩及び炭酸ナトリウムを用い、アルカリ性側で共沈処理が可能である。
- カルシウム塩及び炭酸ナトリウムを用いた場合、ひ素(Ⅴ)はひ素(Ⅲ)よりも共沈処理が容易である。
正解 (3)
解 説
共沈剤として鉄(Ⅲ)塩を使用した場合、最適共沈pHは4~5となります。ただし、共沈剤の鉄(Ⅲ)塩を過剰に添加すると、最適共沈pHが3~7に拡大することも重要事項として押さえておいてください。
いずれにせよ、(3)のpH9以上というのは間違いです。
また、この問題はほかの選択肢も重要なので、併せて確認しておいてください。
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