H22年 汚水処理特論 問20 問題と解説

水質測定の試料採取及び試料の取り扱いに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 冬期などで試料が凍結するおそれがある場合は、容器を満水にせず、約10%の空間を残す。
  2. 試料を一つの容器にまとめて採取し、これから分取して重金属、陰イオン、へキサン抽出物質などの測定を行う。
  3. 重金属は、特に断らない限り、試料中に含まれる全量を測定する。
  4. 陰イオンの測定では、特に断らない限り、ろ過した試料を用いる。
  5. 鉄、マンガンなどの溶存状態のものを測定する場合には、試料採取後、直ちにろ紙5種Cでろ過し、初めのろ液約50mLを捨て、その後のろ液を試料とする。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

測定項目によって固定方法(酸の添加など)が異なるので、試料を一つの容器にまとめるのはまずいです。特にへキサン抽出物質は、試料の全量を測定に使うので、少なくとも、へキサン抽出物質の分だけは別の容器にサンプリングしておかなくてはいけません。

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