H22年 汚水処理特論 問14 問題と解説

嫌気流動床に該当する記述はどれか。

  1. 下水処理場からの余剰汚泥の減量化を目的として開発され、消化と沈殿を兼ねた単槽式発酵槽。
  2. 付着汚泥及び充塡材間隙に捕捉された汚泥を用いる押し出し流れ形の発酵槽。
  3. 加水分解や酸生成反応槽とガス生成反応槽を分離して行うメタン発酵槽。
  4. 自己造粒化したグラニュール汚泥を用いる発酵槽。
  5. 粒状坦体に付着した汚泥を用いる完全混合形の発酵槽。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

(1)はメタン発酵法に使われる槽を指しています。

(2)は嫌気ろ床です。

(3)は反応槽が2段構えになっているので、二相発酵槽のことです。

(4)は「グラニュール汚泥」から、UASB(上向流式嫌気汚泥床)と連想してください。

この問題はややマニアックな選択肢になっているように感じます。(1)~(3)あたりは無視して、(4)がUASB、(5)が嫌気流動床と知っておければ良いと思います。

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