H22年 汚水処理特論 問12 問題と解説

曝気槽容積100m3、MLSS濃度2000mg/L、返送汚泥SS濃度8000mg/L、余剰汚泥の引き抜き量2m3/日のとき、汚泥滞留時間SRT(日)として適切なものはどれか。

ただし、最終沈殿池内、返送汚泥管内及び処理水中に存在する汚泥は考慮しない。また、引き抜き汚泥と返送汚泥のSS濃度は等しいとする。

  1. 12.5
  2. 15
  3. 17.5
  4. 20
  5. 25

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

曝気槽容積が100[m3]で、MLSS濃度が2000[mg/L]のとき、曝気槽に含まれるMLSS量は、

です。

また、返送汚泥SS濃度が8000[mg/L]で、余剰汚泥の引き抜き量が2[m3/日]なので、1日の返送汚泥SS量は、

となります。

以上より、曝気槽にSS量が200[kg]あって毎日16[kg]ずつ抜けていくので、汚泥滞留時間は、

になります。

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