H30年 水質有害物質特論 問7 問題と解説

シアン排水のオゾン酸化法による処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. シアンは窒素と炭酸水素塩に酸化分解される。
  2. ニッケルシアノ錯体は、オゾンにより酸化分解され、Ni2O3を生成する。
  3. 酸化分解反応において、微量の銅は触媒効果を持つ。
  4. 処理の律速段階は、オゾンの水への溶解過程である。
  5. オゾンの酸化力は強力であり、金、銀のシアノ錯体も容易に分解できる。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

オゾン酸化法はニッケル錯体などを分解できますが、鉄、金、銀錯体の分解は不得意です。

よって、これらの処理には紺青法などほかの処理方法を選ぶ必要があります。

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