我が国の石炭火力発電所の排煙処理システムに関する記述として、誤っているものはどれか。
- 集じん装置として、主に電気集じん装置が用いられる。
- 脱硝には、主に選択的触媒還元法(SCR法)が用いられる。
- 脱硫には、主に湿式石灰石こう法が用いられる。
- 排ガスを再加熱する熱交換器は、白煙対策に有効である。
- 高性能排煙処理システムとして、高温形電気集じん装置の採用が増加している。
正解 (5)
解 説
電気集じん装置には、高温形、低温形、低低温形の3種類があります。高温形は昔使われていた方式で、低温形は少し前に主流だった方式、そして低低温形は現在増えている方式です。また、この試験に関していえば「低低温形」が出題されやすい傾向があります。
以上から、(5)の「高温形」が誤りで、正しくは「低低温形」となります。
また、この問題はほかの選択肢も重要なので、どれも押さえておきたい内容です。
コメント