コークス炉ガス精製排水の処理に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 生物処理の前処理として、蒸気ストリッピング処理によって、アンモニア、シアンを低減させる。
- 高分子の油分は、難生物分解性で活性汚泥に付着することがあるので、前処理により除去する。
- 生物処理としては、生物膜法が最も一般的である。
- 凝集沈殿槽では、生物処理水のSS、残留するCOD、色度成分などを凝集剤によって凝集し、沈降分離する。
- 凝集処理においては、補助剤としてポリマーを用いることが多い。
正解 (3)
解 説
コークス炉ガス精製排水(安水)は(1)にある通り、蒸気ストリッピング処理によってアンモニアやシアンを減らし、その後、活性汚泥法を用いてBODや残存しているアンモニア、シアンなどを処理します。そして、活性汚泥法の処理水に残留するSSやCOD、色度成分などは凝集沈殿処理を行います。
よって、(3)は「生物膜法」ではなく、「活性汚泥法」が正しいです。
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