H27年 汚水処理特論 問2 問題と解説

物理化学処理で用いられる関係式等に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. ストークスの式では、粒子の沈降速度は水の粘度の逆数に比例する。
  2. ヘンリーの法則では、溶解ガスの分圧は液中の溶解ガスのモル濃度に比例する。
  3. コゼニー-カルマンの式では、ろ過抵抗はろ過速度に比例する。
  4. フロイントリッヒの式では、活性炭の単位質量当たりの吸着量は平衡濃度に比例する。
  5. ルースのろ過方程式では、単位ろ液量当たりのろ過時間はろ液量と直線関係になる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

フロイントリッヒの式は次に示す通りで、吸着平衡を表します。

  • X:活性炭の単位質量当たりの吸着量(g/g)
  • C:平衡濃度(g/cm3)
  • k、n:定数

よって、(4)は「比例」ではなく、「べき乗(累乗)に比例」する関係となります。

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