オゾンに関する記述として、正しいものはどれか。
- 光化学オキシダントの環境基準は、オゾンの濃度で設定されている。
- 化石燃料の燃焼過程は、オゾンを多量に放出する人為発生源である。
- 大気中濃度は、通常、日中よりも夜間のほうが高い。
- 眼や気道に対して刺激作用を示す。
- 生体影響の機構及び影響像は、二酸化窒素よりも二酸化硫黄に類似している。
正解 (4)
解 説
選択肢(1)の光化学オキシダントは、オゾンのほか、パーオキシアセチルナイトレートなども含みます。これらの濃度の合算に対して、環境基準が設定されています。
選択肢(2)について、化石燃料を燃やして出るのはオゾンではなく、二酸化炭素です。
選択肢(3)について、オゾンは光化学オキシダントのひとつなので、光化学により生成します。光というのは基本的には太陽光を指しますので、日中にその濃度が高くなります。
選択肢(5)について、オゾンは選択肢(4)の通り、眼や気道に対して刺激性ですが、二酸化窒素も同様の性質を持ちます。よって、二酸化硫黄よりは二酸化窒素に類似しています。
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