H27年 ばいじん・粉じん特論 問6 問題と解説

バグフィルターのろ布上に形成されたダスト層の圧力損失が、コゼニー・カルマンの式に合致する場合の記述として、誤っているものはどれか。

  1. ダスト層の厚さが大きくなれば、圧力損失は大きくなる。
  2. ダスト層の空隙率が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
  3. ダストの比表面積径が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
  4. ガスの粘度が大きくなれば、圧力損失は小さくなる。
  5. ガスの流速が大きくなれば、圧力損失は大きくなる。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

コゼニー・カルマンの式とは、ダスト層の圧力損失を表す式で、以下の通りです。

  • Δpd:ダスト層の圧力損失
  • L:ダスト層厚
  • μ:ガスの粘度
  • u:ガスの流速
  • dps:ダストの比表面積径
  • ε:ダスト層の空隙率
  • md:ダスト負荷
  • ρp:ダストの密度

この式と選択肢とを見比べると、μはΔpdと比例関係であることがわかります。つまり、ガスの粘度が大きくなれば、圧力損失も大きくなります。

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