排ガス中の水分量の測定に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 平衡形試料採取装置を用いる場合は、水分量をあらかじめ知る必要はない。
- JISでは、水分量の測定は、ダクト断面の中心部に近い1点だけから試料ガスを採取してよいとされている。
- 水分量の測定にも、等速吸引が必要である。
- JISには、吸湿管による方法と計算から求める方法が規定されている。
- 吸湿管に用いられる吸湿剤としては、無水塩化カルシウム等がある。
正解 (3)
解 説
問13のようにダストを測定する場合は、排ガスの流れとダストの流れの挙動が異なるため、精確な測定値を出すには等速吸引が必要となります。しかし、排ガス中の水分を求める際には、水分は水蒸気という気体の状態で存在しているため、排ガスも水分(水蒸気)も同様の流れ方をしています。
つまり、非等速吸引をしても排ガスと水分(水蒸気)の混合比がずれることはないので、水分量の測定は、等速吸引である必要はありません(もちろん、等速吸引でも構いません)。
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