河川からの流入負荷量Lと河川流量Qとの関係を示す、いわゆるL-Q曲線を表す図として、最も適切なものはどれか。
正解 (1)
解 説
普通に考えて、河川流量Qが増えれば、流入負荷量Lも増えると考えるのが妥当です。であれば、この問題の正解は、グラフが右肩上がりになっている選択肢(1)か(4)のどちらかが正解ということになります。
(1)と(4)の違いは、横軸(Q)が指数的に上がったとき、縦軸(L)が(1)のように指数的に上がるのか(いわゆる両対数グラフ)、それとも(4)のように比例的に上がるのか(いわゆる片対数グラフ)かです。このように狙いを付けておくと、以下の考え方が少しわかりやすくなるかもしれません。
一般に、河川から供給されるCODや栄養塩の負荷は、流量と負荷量の関係を示すいわゆるL-Q曲線を用いて推定されます。L-Q曲線の式は以下の通りです。
ここで、aとbはある地点ごとに決まっている定数だと考えてください。この式を見ると、Qが指数的に上がると、Lも同様に指数的に上がることがわかります。よって、両対数グラフである(1)が正解となります。
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