活性汚泥法の施設を運転していたところ、操業状況が変更になり、流入排水量が3分の1に、流入排水のBOD濃度が240mg/Lから180mg/Lにそれぞれ低下した。同じ容量の曝気槽を継続して使用するとき、MLSS濃度(mg/L)はいくらにすればよいか。
ただし、これまでのMLSS濃度は3000mg/Lであり、BOD汚泥負荷は、0.4kgBOD/(kgMLSS・日)を0.05kgBOD/(kgMLSS・日)に減少させるものとする。
- 1500
- 4000
- 4500
- 5000
- 6000
正解 (5)
解 説
この問題は、問題文にある単位に注目すれば解きやすいと思います。BOD汚泥負荷は以下の式で表すことができます。
- L:BOD汚泥負荷[kgBOD/(kgMLSS・日)]
- BOD:BOD濃度[mg/L]
- Q:流入水量[m3/日]
- MLSS:MLSS濃度[mg/L]
- V:曝気槽の容量[m3]
問題文より、操業状況変更前はL=0.4、BOD=240、MLSS=3000と与えられているので、
となり、これをQについて解きます。
続いて、操業状況変更後を考えます。問題文より、L=0.05、BOD=180、Q’=1/3Qなので、
となり、これをMLSSについて解くと、
と求めることができます。
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