JISによる排ガス中の水分量測定法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ダクト断面の中心部に近い1点のみからの試料採取でよい。
- 等速吸引の必要はない。
- 計測による方法以外に、計算による方法も規定されている。
- 吸湿管としては、U字管又はシェフィールド形吸湿管が用いられる。
- 二酸化炭素を含むガスに対しては、吸湿剤として酸化カルシウムが用いられる。
正解 (5)
解 説
水分量測定法に関する設問なので、吸湿剤は水分のみを吸収しなければいけません。
酸化カルシウムは二酸化炭素を吸収するので、測定に誤差を与えます。同じ理由で、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカゲルも二酸化炭素を含むガスには使えません。
このような場合には無水塩化カルシウムを用います。
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