H24年 ばいじん・粉じん特論 問14 問題と解説

JISによる排ガス中の水分量測定法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. ダクト断面の中心部に近い1点のみからの試料採取でよい。
  2. 等速吸引の必要はない。
  3. 計測による方法以外に、計算による方法も規定されている。
  4. 吸湿管としては、U字管又はシェフィールド形吸湿管が用いられる。
  5. 二酸化炭素を含むガスに対しては、吸湿剤として酸化カルシウムが用いられる。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

水分量測定法に関する設問なので、吸湿剤は水分のみを吸収しなければいけません。

酸化カルシウムは二酸化炭素を吸収するので、測定に誤差を与えます。同じ理由で、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカゲルも二酸化炭素を含むガスには使えません。

このような場合には無水塩化カルシウムを用います。

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