ひ素排水の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ひ素(Ⅲ)とひ素(Ⅴ)とでは、前者の方が共沈処理が容易である。
- 共沈剤として鉄(Ⅲ)塩を使用した場合、最適共沈pHは4~5である。
- 共沈剤の鉄(Ⅲ)塩を過剰に添加すると、最適共沈pHは3~7と広くなる。
- 共沈剤としてのアルミニウム塩は、鉄(Ⅲ)塩と比較して効果が低い。
- 鉄粉法やフェライト法によっても処理が可能である。
正解 (1)
解 説
ひ素(Ⅴ)は水中でイオンでいることが多いため、簡単に凝集剤と反応し、沈殿させることができます。
一方のひ素(Ⅲ)は、水中でH3AsO3という非解離性の分子でいることが多いので、共沈処理が難しいです(H3AsO3という化学式を覚える必要はないと思います。あくまで参考として載せました)。
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