水量10000m3/日、BOD濃度220mg/Lの排水を、処理水BOD濃度20mg/L、HRT24時間、MLSS濃度3000mg/Lのオキシデーションディッチで処理するとき、汚泥生成量(kg/日)はいくらか。
ただし、除去BODの汚泥への転換率を0.5、内生呼吸による汚泥の自己酸化率を0.02日-1とする。
- 400
- 600
- 1000
- 1400
- 1600
正解 (1)
解 説
もとのBOD濃度が220mg/L、処理水のBOD濃度が20mg/Lなので、処理すべきBOD濃度はその差の200mg/Lです。水量10000m3/日、BOD濃度200mg/Lの排水中に含まれるBOD量は、次の式で求められます。
除去BODの汚泥への転換率が0.5なので、汚泥になる分は
です。これが汚泥生成量(kg/日)のうち、毎日増えていく分です。
一方、HRT(水理学的滞留時間)が24時間(1日)ということは、槽の大きさはちょうど1日分の水量と同じく10000m3となります。よって、槽の容量10000m3と、MLSS濃度3000mg/Lから、曝気槽活性汚泥量は次式の通りになります。
これに対して、内生呼吸による汚泥の自己酸化率を0.02日-1なので、消失していく汚泥は、
です。これが汚泥生成量(kg/日)のうち、毎日減っていく分です。
以上から、汚泥生成量(kg/日)は下式で算出されます。
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