大規模設備における大気汚染対策に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 製油所においては、VOCの揮発対策として、ナフサなどの貯蔵には浮屋根タンクを用いている。
- 重油焚き火力発電設備における排ガス中のSO3対策としては、煙道内にアンモニアを注入する方法が一般的である。
- セメント焼成炉では、特別な脱硫設備は不要である。
- 廃棄物焼却炉によって生成するNOxは、サーマルNOxが主である。
- 鉄鋼焼結炉排ガスの脱硫処理としては、現在湿式脱硫法が主流であるが、乾式脱硫法の導入も進んでいる。
正解 (4)
解 説
燃料が由来となって生じるNOxがフューエルNOx、空気中の窒素が由来で生じるNOxがサーマルNOxです。
廃棄物焼却炉では、廃棄物に含まれる窒素化合物が原因でNOxが生じるため、これはフューエルNOxに分類されます。
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