問 題
図のような直流回路において、直流電源の電圧が90Vであるとき、抵抗R1[Ω]、R2[Ω]、R3[Ω]の両端電圧はそれぞれ30V、15V、10Vであった。抵抗R1、R2、R3のそれぞれの値[Ω]の組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
R1 R2 R3
- 30 90 120
- 80 60 120
- 30 90 30
- 60 60 30
- 40 90 120
正解 (5)
解 説
下図のように、R1、R2、R3に流れる電流をそれぞれI1、I2、I3とすると、上側に並んでいる3つの60[Ω]の抵抗のうち、右側の抵抗を流れる電流はI3、中央はI2+I3、左側はI1+I2+I3と表すことができます。
また、それらの抵抗の端子電圧は上図に赤字で示した通り、左側から順に、60[V]、15[V]、5[V]となります。これらは、60Vは90Vと30Vの差、15Vは30Vと15Vの差、5Vは15Vと5Vの差から算出できます。
よって、右側の抵抗についてオームの法則を適用すれば、I3が求められます。
中央の抵抗についても同様に計算し、上記の結果と合わせるとI2が求められます。
左側の抵抗についても同様に計算し、上記の結果と合わせるとI1が求められます。
以上からI1、I2、I3がわかったので、あとは以下のように計算すればR1、R2、R3を算出することができます。
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