試験の概要

試験の概要

電験三種の試験は正式名称を「第三種電気主任技術者試験」といい、一般財団法人電気技術者試験センターが主催する試験です。

毎年度、8月(上期)と翌年3月(下期)に試験があります。いずれも日曜日です。令和3年度までは年に一度の試験でしたが、令和4年度からは年に2回の実施となりました。

この試験に合格すると「第三種電気主任技術者」になることができ、電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く。)の工事、維持及び運用の保安の監督を行うことができます。

受験資格

必要な条件はありません。どなたでも受験可能です。

試験の日程

以下の日程は例年の流れを載せているだけです。最新の正確な日程については試験センターのホームページ等でご確認ください。

上期

  • 受験申込期間:5月中旬~6月上旬頃
  • 試験本番  :8月下旬の日曜日
  • 解答公表  :試験日の翌日(試験機関のホームページにて)
  • 合格発表  :10月頃

下期

  • 受験申込期間:11月中旬~12月上旬頃
  • 試験本番  :3月下旬の日曜日
  • 解答公表  :試験日の翌日(試験機関のホームページにて)
  • 合格発表  :5月頃

試験の内容

電験三種の試験4科目(理論・電力・機械・法規)で構成されます。全ての科目で合格点を満たせば合格となります。いずれも5肢択一のマークシートで、試験時間は理論・電力・機械が90分、法規が65分です。

問題はA問題とB問題があり、A問題は1つの小問、B問題は2つの小問から成ります。

  • 理論はAが14題、Bが3題で、20問×5点です。Bには選択問題があります。
  • 電力もAが14題、Bが3題で、20問×5点です。ただし選択問題がありません。
  • 機械もAが14題、Bが3題で、20問×5点です。理論同様、Bに選択問題があります。
  • 法規はAが10題、Bが3題の16問です。Aが1つ6点、Bが6 or 7点です。選択問題はありません。

いずれの科目も、例年、60点を取れば合格となります。問題の難易度によって合格点が55点や50点に下がることはありますが、上がることはありません。

科目別合格制度

試験に合格するためには4科目全てで合格点を取らなければなりませんが、科目別合格制度というものがあります。これは、一部の科目だけ合格点を取った場合、それ以降の5回分の試験ではその科目が免除されるという制度です。

例えば、令和4年上期で科目合格した場合、4年下期・5年上期・5年下期・6年上期・6年下期の間に残りの科目を制覇すれば合格となります。ただし、この期間内に決着がつかなかった場合、1年目に合格した科目は受け直さなければなりません。

出題範囲

  • 理論:電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
  • 電力:発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
  • 機械:電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
  • 法規:電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理

合格率

近年の合格率は以下の通りです。

これは総受験者(申込者数ではなく出席者数)に対する最終合格者の割合なので、一発合格のみというわけではありません。一発合格者のほか、科目別合格制度を使って合格した方の分も含まれます。

  • R3:11.6%
  • R2:9.8%
  • R1:9.3%
  • H30:9.1%
  • H29:8.1%
  • H28:8.5%
  • H27:7.7%
  • H26:8.4%
  • H25:8.7%
  • H24:5.9%
  • H23:5.5%
  • H22:7.4%

電卓の使用

この試験では以下の条件に合う電卓の使用が認められています。

電池(太陽電池を含む。)内蔵型電卓で音の発しないもの(四則演算、開平計算、百分率計算、税計算、符号変換、数値メモリ、電源入り切り、リセット及び消去の機能以外の機能を持つものを除く。)に限ります。

要するに、関数電卓は使えないということです(スマホもNGです)。そんなに複雑な計算は要求されないので簡素な電卓で充分ですが、√(ルート)機能があるものを選んでください。

ちなみに、当サイトの管理人が使っているものは以下の電卓です。押したときの反応が早く、素早く入力してもきちんと認識されるので、気に入っています。