ビル管理士試験 2019年 問143 問題と解説

 問 題     

建築物清掃の作業計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 記憶や経験を基にした個人的な管理手法のため、作業指示が円滑になる。
  2. 作業内容が明確化されているため、統一的な指導ができる。
  3. 計画的な作業管理により、記録の保存によって責任の所在が明確になる。
  4. 計画的に作業を実施できることから、限られた時間内に一定の成果が得られる。
  5. 日常清掃で除去する汚れと定期的に除去する汚れを区別することによって、作業効率と作業成果の向上が得られる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

実際に建築物清掃を行う前に作業計画を立てることで、(2)~(5)に書かれているようなメリットが得られます。

一方、(1)に書かれているように記憶や経験に頼ってしまうと、指示する人とされる人のイメージしているものが違った場合に思い通りの作業ができないなど、不都合が多いです。

このような事態にならないために作業計画を作成するので、(1)の記述が不適切だと判断できます。

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