ビル管理士試験 2019年 問127 問題と解説

 問 題     

下水道に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 下水道は、流域下水道、公共下水道、都市下水路に分けられる。
  2. 下水道施設は、排水管渠(かんきょ)、処理施設及びポンプ施設等から構成されている。
  3. 合流式とは、汚水と雨水を同一の管渠系統で排除する方式をいう。
  4. 下水の温度が基準値以上の場合には、除害施設を設置する必要がある。
  5. 流域下水道の事業主体は、原則として市町村である。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(5)に関して、流域下水道の事業主体は、原則として都道府県です。一方、公共下水道の事業主体は、原則として市町村です。

流域下水道というのは、河川や湖などが複数の市町村をまたがっているとき、その水域の水質を保全するため、市町村の枠にとらわれず広域的に下水を処理する仕組みです。よって、その事業は一つの市町村単位で行えるものではないので、都道府県が主体となります。

コメント