問 題
給湯設備に使用される材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ステンレス鋼管の線膨張係数は、架橋ポリエチレン管の線膨張係数より小さい。
- 金属材料の曲げ加工を行った場合には、応力腐食の原因になる。
- 樹脂管を温度の高い湯に使用すると、塩素による劣化が生じやすい。
- 返湯管に銅管を用いた場合は、他の配管材料を用いた場合と比較して、流速を速く設定できる。
- ステンレス鋼管は、隙間腐食、もらい錆(さび)等による腐食が生じる可能性がある。
正解 (4)
解 説
(4)に関して、銅は配管材料となる金属の中では比較的柔らかい材料です。それが加工のしやすさという面からは長所になるのですが、水の流速が速いとえぐられて潰食を起こすリスクもあります。
よって、銅管を用いた場合には、流速をやや遅めに設定するほうが望ましいです。具体的には、管内流速を1.2m/s以下に抑えるのがよいです。
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