ビル管理士試験 2019年 問113 問題と解説

 問 題     

受水槽に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 水の使用量が極端に減少する期間がある建築物では、受水槽の水位を通常使用時と少量使用時で切り替える方法を取る。
  2. 流入管からの吐水による水面の波立ち防止策として、防波板を設置する。
  3. 受水槽を独立した室に設置する場合は、出入口に施錠するなどの措置を講ずる。
  4. 受水槽の上部には、他設備の機器や配管が設置されないようにする。
  5. 受水槽の流入口と流出口の位置は、滞留時間を短くするため近接させる。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

(5)に関して、受水槽の流入口と流出口の位置を近接させてしまうと、流入した水がすぐ流出し、これらの場所から離れた部分にある水が滞留してしまうおそれがあります。よって、これでは滞留水域が発生することになります。

流入口と流出口の位置関係を対角線の位置とすれば、滞留水域発生を防止することができます。

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