ビル管理士試験 2019年 問21 問題と解説

 問 題     

環境基本法で定める環境基準に関する次の条文の( )に入る語句の組合せとして正しいものはどれか。

「政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び( ア )に係る環境上の条件について、それぞれ、( イ )を保護し、及び( ウ )を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。」

  •   ア     イ       ウ
  1. 騒音     生態系     自然環境
  2. 温暖化    人の健康    国土
  3. 騒音     人の健康    生活環境
  4. 海洋の汚染  文化的な生活  生活環境
  5. 海洋の汚染  生態系     国土

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

問題文に該当するのは、「環境基本法」第16条(環境基準)です。この条文は以下の通りとなります。

政府は、大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、それぞれ、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとする。

上記を覚えておけば解ける問題ですが、この条文そのものは頻出ではないため、特に覚えていなくても構いません。その場合でも、次のように考えることで正解を導くことができます。

環境基本法には地球規模の環境のことも地域の環境のことも書かれています。しかし、ここでテーマとなっている「環境基準」というのは、人が快適に生活できるような地域環境の良し悪しを定める基準のことです。

よって、( ア )の選択肢には騒音、温暖化、海洋の汚染がありますが、ここではグローバルな話ではなくて地域環境にとって問題となるものを選べばよいので、「騒音」を入れるのが妥当だと判断できます。すると選択肢は(1)か(3)に限られます。

( イ )では(1)の生態系か(3)の人の健康のどちらが妥当かを考えると、より人の生活環境に密接なほうを選べばよいので、「人の健康」とするのが適切です。

これで選択肢は(3)に絞られますが、一応( ウ )についても確認すると、「生活環境」となるので特におかしくありません。ほかの選択肢にある自然環境や国土ももちろん大事な要素ですが、普段の生活レベルに即座に関わってくる要素ではないので、これらは不適です。

また、「環境基準は、人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準である」という文章はよく出題されているので、この言い回しをそのまま覚えてしまうのもよいと思います。

以上から、正解は(3)となります。

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