ビル管理士試験 2019年 問11 問題と解説

 問 題     

建築物衛生法に基づく事業の登録に必要な人的要件に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 建築物環境衛生管理技術者として特定建築物に選任されている者は、登録事業の監督者等と兼務することができる。
  2. 同一の者が2以上の営業所の登録事業の監督者等となることができる。
  3. はじめに建築物環境衛生管理技術者の免状によって監督者となったものであっても、事業登録の更新により引き続き監督者となる場合は、6年ごとの再講習を受講する。
  4. 同一の者が同一営業所の2以上の登録事業の監督者等となることができる。
  5. 登録事業に従事するパート、アルバイトは従事者研修の対象外である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(1)、(2)、(4)について、建築物環境衛生管理技術者と監督者を兼務すること、同一人物が複数の監督者になることは、いずれも認められていません。

営業所の場所や事業の種類に関わらず、一つの監督者になった以上は、建築物環境衛生管理技術者や別の監督者を兼務することはできません。

ちなみに、問9の(1)が誤りの選択肢であったように、建築物環境衛生管理技術者を2ヵ所で兼務することは場合によっては可能です。こちらは監督者との兼務ではないため、きちんと区別して覚えてください。

(5)に関して、パートやアルバイトであっても従事者の一員なので、研修の対象となります。

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