ビル管理士試験 H30年 問50 問題と解説

 問 題     

湿り空気と湿度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 湿り空気の温度が一定の状態で絶対湿度を増加させると、比エンタルピーは増加する。
  2. 絶対湿度とは、湿り空気1kgに含まれる水蒸気の質量のことである。
  3. 湿り空気中の水蒸気の持つ分圧を水蒸気分圧という。
  4. 露点温度における湿り空気では、乾球温度と湿球温度は等しい。
  5. 相対湿度とは、同じ温度での、飽和水蒸気圧に対する水蒸気分圧の比である。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

絶対湿度は、乾燥空気(Dry Air)1kg中にある水蒸気量を表します。また、その単位は[kg/kg(DA)]となります。

(2)の記述も似たような書き方にはなっていますが、水蒸気の分と乾燥空気の分を合わせて1kgとするのではありません。水蒸気の分は除いた乾燥空気だけで1kgとして、それに相当する水蒸気量を計算したものが絶対湿度です。

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