問 題
湿り空気と湿度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 湿り空気の温度が一定の状態で絶対湿度を増加させると、比エンタルピーは増加する。
- 絶対湿度とは、湿り空気1kgに含まれる水蒸気の質量のことである。
- 湿り空気中の水蒸気の持つ分圧を水蒸気分圧という。
- 露点温度における湿り空気では、乾球温度と湿球温度は等しい。
- 相対湿度とは、同じ温度での、飽和水蒸気圧に対する水蒸気分圧の比である。
正解 (2)
解 説
絶対湿度は、乾燥空気(Dry Air)1kg中にある水蒸気量を表します。また、その単位は[kg/kg(DA)]となります。
(2)の記述も似たような書き方にはなっていますが、水蒸気の分と乾燥空気の分を合わせて1kgとするのではありません。水蒸気の分は除いた乾燥空気だけで1kgとして、それに相当する水蒸気量を計算したものが絶対湿度です。
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