ビル管理士試験 H30年 問22解説

 問 題     

作業区分とその例との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。なお、単位のm2は体表面積である。

      作業区分             例

  1. 安静 (平均代謝率65W/m2)       仰臥位(仰向け)
  2. 低代謝率 (平均代謝率100W/m2)   軽い手作業
  3. 中程度代謝率 (平均代謝率165W/m2) のこぎりをひく
  4. 高代謝率 (平均代謝率230W/m2)   コンクリートブロックを積む
  5. 極高代謝率 (平均代謝率290W/m2)  階段を登る

(平均代謝率の数値は、ISO 7243、JIS Z 8504による。)

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

代謝率ごとの作業区分には、選択肢(1)~(5)に記載された5つがあります。

平均代謝率の数値を正確に抑える必要はありません。安静から極高代謝率に向かって、徐々に代謝率が増えていくことさえ理解していれば大丈夫だと思います。

具体的な作業がどの区分に分類されるのかについては、以下を参考にすると考えやすいかもしれません。

  • 極高代謝率作業 :全身の激しい動作(呼吸が荒くなる動作)
  • 高代謝率作業  :全身の動作
  • 中程度代謝率作業:上肢の動作
  • 低代謝率作業  :手先の動作、足先の動作
  • 安静作業    :何もしない

上記を踏まえて選択肢を見ると、(1)、(2)、(4)、(5)は正しいですが、(3)の「のこぎりをひく」は全身を使う動作なので、これは高代謝率に分類されます。よって、正解は(3)です。

人によっては、のこぎりをひくとかコンクリートブロックを積むとかの作業はそこまで重労働ではないと感じる人もいるかもしれません。しかし、ポイントは重労働かどうかではなく、全身を使うかどうかという点です。

「抱き上げる、まわす、引く、押す、投げる、歩く」といった動作はどれも全身を使う動作なので、歩くだけでも高代謝率作業に分類されます。

では中程度代謝率作業は何かというと、上肢だけを使う動作である「組み立てる、検査する、塗る」などの作業が挙げられます。

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