ビル管理士試験 H30年 問7 問題と解説

 問 題     

建築物衛生法に基づく空気環境の測定方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 温度の測定器は、0.5度目盛り温度計を使用する。
  2. 相対湿度の測定器は、0.5度目盛の乾湿球湿度計を使用する。
  3. 一酸化炭素の含有率の測定は、検知管方式による一酸化炭素検定器を使用する。
  4. 二酸化炭素の含有率の測定は、検知管方式による二酸化炭素検定器を使用する。
  5. 気流の測定には、0.5メートル毎秒以上の気流を測定することのできる風速計を使用する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

前問(問6)の解説で、重要事項として各種の空気環境の基準値を載せました。これによると、気流の基準値は「0.5メートル毎秒以下」となっています。

それなのに、(5)のように0.5メートル毎秒以上の気流しか測れない風速計では、基準ぎりぎりなので、基準を満たしているかどうかの判断がしづらいです。

つまり「0.5メートル毎秒以上」が誤りであり、ここを「0.2メートル毎秒以上」とすれば正しい記述となります。

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