ビル管理士試験 H29年 問168解説

 問 題     

ゴキブリの防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ローチスポットを確認することは、ゴキブリの生息状況を知るのに良い方法の一つである。
  2. ベイト剤(毒餌)は、処理の簡便さと速効性から飲食店での使用に適している。
  3. 昼間物陰に潜んでいるため、薬剤を直接噴霧して防除することは難しい。
  4. 空間処理に当たっては、気密性を高める必要がある。
  5. フェニトロチオン製剤による残留処理は、効果が大きい。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

ベイト剤(毒餌)を用いた処理は、速効性が期待できません。というのも、毒餌処理のメカニズムは、次のような複数の工程を経て初めて効果が現れるためです。

  1. ゴキブリが毒餌を食べる(速効性はなく、まだ元気)。
  2. 巣に戻る(まだ元気)。
  3. 糞をする(まだ元気)。
  4. 毒餌が効いてきて、倒れる。
  5. 巣の仲間が、死骸や糞を食べて毒餌の成分を摂取する。

上記の5のあと複数のゴキブリが次々に倒れ始めるため、ベイト剤(毒餌)は、処理の簡便さはあっても速効性はありません。

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