ビル管理士試験 H29年 問127 問題と解説

 問 題     

排水通気方式及び通気配管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 結合通気管は、高層建築物でブランチ間隔15以上の排水立て管において、最下階から数えてブランチ間隔15以内ごとに設ける。
  2. 通気立て管の上部は、最高位の衛生器具のあふれ縁から150mm以上高い位置で伸頂通気管に接続する。
  3. ループ通気方式は、通気管を最上流の器具排水管が排水横枝管に接続される位置のすぐ下流から立ち上げて、通気立て管に接続する方式である。
  4. 通気立て管の下部は、排水立て管に接続されている最低位の排水横枝管より低い位置で排水立て管から取り出す。
  5. 特殊継手排水システムは、排水横枝管への接続器具数が比較的少ない集合住宅やホテルの客室系統に多く採用されている。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)のブランチ間隔と数え方が誤っていて、選択肢の文章を正しく書き換えると下記のようになります。

  1. 結合通気管は、高層建築物でブランチ間隔「10」以上の排水立て管において、「最上階」から数えてブランチ間隔「10」以内ごとに設ける。

よって、正解は(1)です。

(1)と(2)に出てくる数値はどちらも頻出なので、ぜひ押さえておいてください。

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