ビル管理士試験 H29年 問126 問題と解説

 問 題     

排水の水質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 浮遊物質とは、水中に懸濁している2mm以上の物質である。
  2. BODは、20℃、暗所、5日間で消費された溶存酸素量を表したものである。
  3. 窒素化合物は、閉鎖性水域の富栄養化の原因物質の一つである。
  4. ノルマルヘキサン抽出物質は、主として比較的揮発しにくい油脂類などである。
  5. 汚泥容量指標(SVI)は、活性汚泥の沈降性を表す指標である。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

浮遊物質(懸濁物質)はSuspended Solidsの頭文字を取ってSSと呼ばれることも多いですが、これは径が2mmのふるいを通過し、また、1μmのろ過材上に残留する物質のことを指す言葉です。

よって、(1)の「2mm以上」が誤りで、正しくは「1μmを超えて2mm以下」とするのが正しいです。

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