ビル管理士試験 H29年 問43解説

 問 題     

水系感染症の特徴に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 発生は、一般に特定の年齢層や職業に集中する。
  2. 一般に重症例が多く、致死率が高い。
  3. 発生は、おおむね梅雨から夏季に限定される。
  4. 初発患者の発生から数日で爆発的に患者が増える。
  5. 一般に水の汚染が証明又は確定されることは少ない。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(1)について、汚染された水に触れたり飲んだりした人に広く感染するので、年齢層や職業はあまり関係ありません。

(2)で、水系感染症は一般に致死率は低く、軽症例が多いです。

(3)について、水が腐敗しやすい梅雨期~夏季に多いのは事実ですが、それに限定されません。ノロウイルスなどは、冬に起こる感染症の代表例です(空気感染が多いですが、水系感染症でもあります)。

(4)は記述の通りで、汚染した水を同時に摂取して感染するため、患者数は同時期に一気に増えます。時間が経つと水が希釈されたり自浄作用が働いたりするので、最初の爆発的な感染以降は、患者数がそう増えるものではありません。

(5)について、患者の発生と給水範囲にははっきりと関連が見られるので、汚染源がはっきりする場合が多いです。また、水系感染症は研究も進んでいるので、水質検査により原因物質(細菌やウイルスなど)が特定できることも多いです。

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