ビル管理士試験 H29年 問42 問題と解説

 問 題     

感染症とその病原体の種類との組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。

  1. 麻しん          ウイルス
  2. ワイル病         真菌
  3. カンジダ症        細菌
  4. つつが虫病        原虫
  5. クリプトスポリジウム症  リケッチア

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

(1)で、麻しんの病原体はウイルスで正しいです。これは重要事項として押さえておいてください。ウイルスが病原体となるのは、麻しんのほか、B型肝炎やインフルエンザが挙げられます。

(2)のワイル病(レプトスピラ症)の病原体はスピロヘータです。スピロヘータは梅毒の病原体として有名(頻出)ですが、たまにワイル病(レプトスピラ症)も出題されるので、できたら併せて押さえておきたいところです。

一方、真菌が病原体となるのは、カンジダ症や白癬症が挙げられます。

(3)のカンジダ症の病原体は、(2)の解説の通り、真菌です。

一方、細菌が病原体となる感染症が数多くありますが、たとえば、コレラ、腸チフス、レジオネラ症、結核、ペストなどを覚えておくとよいと思います。

(4)と(5)は組み合わせが反対で、つつが虫病とリケッチア、クリプトスポリジウム症と原虫が正しい組み合わせです。

リケッチアが病原体となる感染症で覚えておきたいのは、つつが虫病と発疹チフスの2つです。

原虫が病原体となる感染症で覚えておきたいのは、マラリアとクリプトスポリジウム症の2つです。

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