ビル管理士試験 H29年 問32解説

 問 題     

一酸化炭素に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. ヘモグロビン親和性は、酸素と同等である。
  2. 我が国では、大気汚染物質としての環境中濃度は増加している。
  3. 特有の臭気がある。
  4. 喫煙により発生する。
  5. 建築物衛生法による基準値は、1ppm以下である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

(1)に関して、一酸化炭素は酸素よりも200倍以上強いヘモグロビン親和性を持ちます。そのため、少量の一酸化炭素を吸っただけでも人体に大きな危険が伴うことになります。

(2)で、環境中濃度はむしろ低下傾向にあります。近年では一酸化炭素が大気汚染物質として問題となることはほとんどなく、環境基準についても何年も連続して達成率100%が続いています。

(3)について、一酸化炭素は無臭です。そのため、一酸化炭素の発生に気づかずに一酸化炭素中毒になってしまう事故が起こっています。

(4)に関連して、一酸化炭素はものを燃やした際に不完全燃焼になると発生します。石油や都市ガスの不完全燃焼でも発生しますが、タバコの火はあまり温度が高くなく不完全燃焼を起こしやすいので、喫煙によっても一酸化炭素は発生します。よって、これが正解の選択肢です。

(5)で、一酸化炭素の基準値は10ppm以下です。

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