ビル管理士試験 H28年 問43 問題と解説

 問 題     

次の感染症対策のうち、感受性対策として最も適当な組合せはどれか。

  1. 患者の隔離
  2. 手洗いの徹底
  3. 予防接種
  4. 抵抗力の向上
  5. マスクの着用
  1. アとイ
  2. アとオ
  3. イとウ
  4. ウとエ
  5. エとオ

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

どれも感染症対策としては正しいのですが、ここでのポイントは「感受性対策」であるかどうかです。そもそも感染症対策には、「感受性対策」のほかに、「感染源対策」と「感染経路への対策」があります。

アの患者の隔離について、すでに感染している患者を隔離してしまえば、ほかの人が感染する機会がぐっと減ります。よって、これは感染源を封じ込めるという対策なので、「感染源対策」に該当します。

イの手洗いの徹底とオのマスクの着用は、典型的な「感染経路への対策」の例です。手を洗えば、ウイルスに汚染された手で食べ物をつかんで経口感染するような事態を防げますし、マスクをすれば、感染者の咳やくしゃみを吸い込むことがなくなるので、飛沫感染を防ぐことができます。そのほか、うがいなども同じく感染経路対策になります。

ウについて、予防接種を行うと感染しても発症しにくくなるので、これは宿主の「感受性対策」として有効です。

エの抵抗力の向上も予防接種と考え方は近いですが、感染者(=宿主)は必ずしも病気になるわけではなく、身体が丈夫であれば、免疫反応などにより、発症しないということがしばしばあります。よって、これも「感受性対策」ということになります。

コメント