ビル管理士試験 H26年 問173 問題と解説

 問 題     

薬剤やその効力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 速効性とは、薬剤の効果の発現の早さを示す。
  2. 作用機構の異なる殺虫剤のローテーション処理は、薬剤抵抗性の発達を防ぐのに有効な手段である。
  3. IC50値は、供試虫の50%が致死する濃度である。
  4. ディートを含有する忌避剤は、蚊などの吸血昆虫の被害の防止に効果がある。
  5. 昆虫成長制御剤(IGR)は、成虫に対する致死活性を示さない。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

IC50は「Inhibitory Concentration, 50%」の略で、50%阻害濃度と訳されます。50%の幼虫が成虫になるのを阻害され、成虫になれなくする濃度のことです。

50%致死濃度は、LC50(Lethal Concentration, 50%)です。

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