ビル管理士試験 H26年 問78 問題と解説

 問 題     

室内環境の測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 浮遊真菌の測定には、フィルタ法がある。
  2. アスベストの測定には、紫外線吸収スペクトル法がある。
  3. イオウ酸化物の測定には、溶液導電率法がある。
  4. オゾンの測定には、化学発光法がある。
  5. 放射線の空間線量の測定には、シンチレーション検出器が用いられる。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

(2)に関して、空中のアスベストの測定法は主に以下の2つです。

  1. 光学顕微鏡(位相差顕微鏡)による測定法
  2. 電子顕微鏡による測定法

また、建材中のアスベストの測定法には主に以下の3つです。

  1. X線回析分析法
  2. 赤外線吸収スペクトル法
  3. 示差熱分析法

より重要(頻出)なのは空中の測定法なので、優先的にそちらを押さえておきたいところです。

よって、(2)の「紫外線吸収スペクトル法」は当てはまらないので、正解は(2)となります。

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