ビル管理士試験 H26年 問32 問題と解説

 問 題     

人の音の聞こえに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 音の聞こえ方は、音圧レベル、周波数特性、時間的変動特性等によって異なる。
  2. 音声の主要周波数は、約20~8,000Hzである。
  3. 可聴範囲の上限周波数は、約20kHzである。
  4. 最大可聴値とは、これ以上の音圧レベルでは、不快感や痛みなどの他の感覚が生ずる閾値である。
  5. マスキング効果は、マスクする音があるときの、マスクされる音の最小可聴値の音圧レベル上昇量で示される。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

人の聴覚がキャッチできる音域は、個人差はあるものの、大体20~20,000Hzといわれています。また、人が発する声の周波数は、大体100~1,000Hzといわれています(ソプラノ歌手だと2,000Hzくらいまで)。

音声の主要周波数を覚えている人は少ないかもしれませんが、可聴域が20~20,000Hzというのは大事です。

選択肢(2)では、可聴域の最低ライン(20Hz)と人が出せる音の下限値が一致しているのは不自然、ということでこの選択肢を誤りと判断してもいいかもしれません。

コメント