ビル管理士試験 H24年 問117 問題と解説

 問 題     

給湯設備における加熱装置とその説明との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 貫流ボイラ:缶水量が少なく、出湯量の変化により出湯温度が変動しやすい。
  2. 貯蔵式湯沸器:高温の湯が得られ、飲用として利用される。
  3. ガスマルチ式給湯機:小型のガス瞬間湯沸器を複数台連結したもので、主に業務用に利用される。
  4. 加熱コイル付き貯湯槽:蒸気などの熱媒が得られる場合に一般的に使用される。
  5. 無圧式温水発生機:缶体内を大気圧以下とし、熱媒を蒸発させて内部の熱交換器で熱交換を行い、湯を供給する。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

「無圧」というのは、「圧力がない」という意味ではなく、「加圧しない」という意味です。つまり、温水発生機を開放系にして、内部の気圧が大気圧と同等になるような温水発生機のことをいいます。

ちなみに、(5)の説明文に合致するのは、「真空式温水発生機」です。

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