ビル管理士試験 H23年 問97 問題と解説

 問 題     

建築物とその構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. スケルトン・インフィル(SI)建築物では、構造躯体と設備などが分離されている。
  2. 耐震補強には、壁を増設する補強方法、鉄骨ブレースによる補強方法がある。
  3. 免震構造は、建築物の各階などに各種ダンパを設置し、地震時などの揺れを低減するものである。
  4. 塑性とは、部材などに荷重を作用させたときに生じる変形が、荷重を取り除いた後に元の状態に戻らない性質をいう。
  5. 鉄骨構造の床には、鉄筋コンクリート床板やデッキプレートが用いられる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

選択肢(3)の説明は、免震構造ではなく、制震構造についての説明になっています。

免震構造は、建築物の基礎部に免震装置を設置することで揺れを低減するものです。各階に設置するのか、基礎部に設置するのかがポイントです。

※ 屋上に装置を設置するタイプも制震構造に分類されます。

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