問 題
熱移動に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 固体内を流れる熱流は、局所的な温度勾配に熱伝導率を乗じて求められる。
- 同一材料でも、一般に内部に湿気を多く含むほど熱伝導率は小さくなる。
- 同一材料でも、一般に温度が高いほど熱伝導率は大きくなる。
- 密度が大きい材料ほど、熱伝導率は大きくなる傾向がある。
- 均質な材料で作られた壁内部の温度は、定常状態であれば直線分布となる。
正解 (2)
解 説
(2)について、一般的には湿気を多く含むほど熱伝導率は大きくなります。
湿気が多いと、空間内のより温度の低い部分で結露が起こり、水蒸気の一部が水に変わります。その際に凝縮熱が発生しますので、その熱を与える分だけ熱伝導率を高めることになります。
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