ビル管理士試験 H23年 問47 問題と解説

 問 題     

次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

( ア )とは、( イ )に対する( ウ )の比を百分率で表したものである。

    ア      イ       ウ

  1. 絶対湿度  飽和水蒸気量   水蒸気量
  2. 絶対湿度  湿り空気の質量  水蒸気量
  3. 露点温度  乾球温度     湿球温度
  4. 相対湿度  乾燥空気の質量  水蒸気量
  5. 相対湿度  飽和水蒸気圧   水蒸気圧

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説     

( ア )には「相対湿度」が入ります。問題文の最後に「百分率」とありますが、単位が[%]であるのは、選択肢のうち相対湿度だけです。

ちなみに、絶対湿度の単位は[kg/kg]で、乾燥空気1kg中にある水蒸気量を表します。もしくは、単位が[kg/m3]で、乾燥空気1m3中にある水蒸気量を表す場合もあります(問題文にどちらを使うべきか明記されていない場合は、どちらで考えても大丈夫です)。

また、露点温度の単位は[℃]で、水蒸気を冷やしていって水に変わる(結露する)ときの温度を指します。

相対湿度とは、ある温度(たとえば今の部屋の温度)での飽和水蒸気圧を100%としたときの、今の水蒸気圧の数値をいいます。つまり、( イ )には飽和水蒸気圧が、( ウ )には水蒸気圧(=今の水蒸気圧)が入ります。

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