ビル管理士試験 H22年 問148 問題と解説

 問 題     

繊維床材の清掃に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. スチーム洗浄機は、噴射吸引式機械(エクストラクタ)より、洗浄後、カーペットに残留する水分量が多い。
  2. 噴射吸引式機械(エクストラクタ)は、カーペット洗剤液を直接噴射し洗浄した後、別の真空掃除機によって吸引除去する。
  3. 洗剤供給式床磨き機は、化学繊維のタフテッドカーペットの洗浄に適している。
  4. パウダー方式は、カーペット上に洗剤の泡を散布した後、洗浄し、直ちに吸引する方式である。
  5. ローラブラシ方式の機械は、ブラシが回転し、洗剤がカーペットのパイルにこすりつけられて発泡し洗浄する方式である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(1)について、エクストラクタは比較的、水分が出やすいです。スチーム洗浄機は蒸気(つまり液体ではなく気体)を用いているため、一部は水になるものの、その量は少ないです。

(2)について、エクストラクタは、カーペット洗剤液を直接噴射し洗浄した後、すぐに吸引するようになっています。よって、別の掃除機が必要なわけではありません。

(4)で、パウダーは粉なので、泡を散布するわけではありません。また、直ちに吸引するのではなく、汚れを粉に付着させ、乾燥後に粉を吸い取ります。

(5)の説明は「洗剤供給式」の説明になっています。洗剤を出してから外で泡立てるタイプです。一方のローラブラシ方式は、機械の内部で洗剤を泡にしてから外に出します。

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