ビル管理士試験 H22年 問176 問題と解説

 問 題     

ネズミの防除に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 殺鼠剤を用いることが、防除の基本となる。
  2. 生息状況調査を行う際には、証跡を確認することが重要である。
  3. 全ての殺鼠剤は、製剤を経口的に体内に取り込ませることを目的として製造されている。
  4. 忌避剤であるカプサイシンは、ケーブルなどのかじり防止などの目的で使用される。
  5. 侵入を防ぐために、通風口や換気口に取り付ける金属格子の目の幅は1cm以下にする。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

殺鼠剤も一定の効果が見込まれますが、これが防除の基本かと聞かれると違うと答えるべきです。ビルに住み着いているネズミを殺す(=殺鼠剤)よりは、そもそもビルにネズミが住み着かないようにするほうが優先です。

具体的には、厨房の衛生管理や、侵入経路の遮断などが挙げられます。

コメント