ビル管理士試験 H29年 問38 問題と解説

 問 題     

紫外線の作用に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 皮膚の悪性黒色腫の発生
  2. 熱中症の発生
  3. 白内障の発生
  4. 電気性眼炎の発生
  5. 殺菌作用

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説     

紫外線に熱の要素は一切含まれていませんので、紫外線をどんなに浴びても熱いと感じることはありません。熱中症の原因になるのは紫外線ではなくて赤外線です。

紫外線と赤外線、それぞれの作用には次のようなものが挙げられます。

【紫外線の作用】

  • 体内のビタミンDの生成
  • 皮膚の紅斑の出現
  • 皮膚癌(悪性黒色腫)
  • 白内障
  • 電気性眼炎
  • 急性角膜炎
  • 殺菌作用
  • 無精子症
  • 白血病

【赤外線の作用】

  • 熱中症
  • 皮膚血管の拡張
  • 代謝の促進
  • 白内障(ガラス工白内障)

※ どちらにも白内障が書かれていますが誤植ではありません。紫外線も赤外線も白内障の原因となり得ます。

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