ビル管理士試験 H28年 問87 問題と解説

 問 題     

上階で発生させた軽量床衝撃音の床衝撃音レベルを下室にて周波数ごとに測定した結果、63Hzで78dB、125Hzで75dB、250Hzで75dB、500Hzで73dB、1,000Hzで67dB、2,000Hzで64dB、4,000Hzで64dBであった。

この床の遮音等級として、最も適当なものは次のうちどれか。下図の床衝撃音レベルに関する遮音等級の基準周波数特性を用いて求めよ。

  1. Lr-75
  2. Lr-70
  3. Lr-65
  4. Lr-60
  5. Lr-55

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説     

○[Hz]のときに○[dB]と問題文に与えられている通りに図中にプロットしていったのが、上図の赤点です。

問われているのは「床衝撃音レベルに関する遮音等級Lr」ですが、床衝撃音レベルが小さいほどLrも小さくなるので、Lrが小さいほど遮音性能が優れているということになります。

ここで、周波数によって床衝撃音レベルは少しずつ変わりますが、全て周波数で性能を保証する必要があるので、Lrは各点の最大値に対応する数値を遮音等級として採用します。

今回の場合はぴったりのLr(73くらい)が選択肢にありませんが、Lr-70だと500HzのときにLr-70の線をオーバーしてしまうので、Lr-75が正解となります。


また、この問題では「床衝撃音レベルに関する遮音等級(Lr)」が問われていますが、場合によっては「音圧レベル差に関する遮音等級(Dr)」が問われることもあります。

解法の考え方は同様なのですが、グラフから拾うべき数値などが異なっていますので、H22年 問86の解説も併せて確認しておくことをお勧めします。

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